SNSコンサルタントが教える、Facebookページの企業アカウント開設の極意

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1みなさんこんにちは。鉄道写真家兼、SNSコンサルタントの中嶋茂夫です。株式会社中島商店の代表取締役をしています。

みなさんもご存じの通り、FacebookやTwitter、最近ではInstagramなどのSNSが流行っていて、きっとこの記事を読んでいる方も、何かのSNSを使っておられる方がほとんどかと思います。

2008年にiPhoneが日本に来て以来、年々スマートフォンユーザーは増え、それと比例してSNSユーザーが増えていきました。

時代の流れと共に各企業でも「Facebookページ」や「Twitter公式アカウント」などのSNSを使って、見込み客とのコミュニケーションが容易にとれるようになりました。

しかし、一方では企業アカウントがうまく運用できないというお悩みも耳にします。

今回、SNSコンサルタントの私からお伝えしたいのは「企業アカウント開設の極意」です。個人のSNSアカウントはもちろん、是非ともスポーツクラブ・フィットネスクラブなどの企業アカウントでも使って、ビジネスに役立てていただきたいです。

それではスタートします!

~この記事は、SPORTEC 2015で開催した「Facebook、Twitter、Instagramのアクセスが上がる写真の撮り方~プロしか知らないマル秘テクニック~」というセミナー内容をもとに、Web用に再編集してお届けしています~

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誰に届ける? 企業アカウントはターゲットをきっちりと決めて運営する

1突然ですが、今現在Facebookページなどの企業アカウントの運営に関して、何となく流行っているから始めてしまったために、結果的にうまく行っていない・・・という悩みをお聞きします。企業アカウントというのは、ただでさえも反応してもらうことが難しくて、反応がないと運営する方のモチベーションを維持するのも大変なことですよね・・・。

実は、FacebookページもTwitterもInstagramも、アカウント開設をするときの軸やテーマを決める時点で、その後の成功の80%は決まっているのです。ここでは一般的に企業アカウントが多いFacebookを例にしてお話していきますね。

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Facebookを運営する際、例えば、インストラクターの先生など<個人>のFacebookアカウントだとしたら、自身のライフスタイルを写真で撮影して共感してくれる人を呼び込むのも一つの切り口です。

しかし、もしスポーツクラブやフィットネスクラブなど<団体>として、Facebookページを運営するときは、きちんとテーマを決めてFacebookページを運営する必要があります。テーマとは何かというと、発信する情報に一貫性を持たせるということです。

例えば極端な例ですが・・・、例えばスポーツクラブとひとことで言っても、ウエイトトレーニング、プール、テニスあるいはヨガなど、取り組んでいるものってたくさんありますよね。そこでは全部同じFacebookページを使って発信するよりは、ウエイトトレーニングはウエイトトレーニングだけ、水泳は水泳だけと決めて運営する方が、ファンが付きやすいです。

要は、テーマを細分化してFacebookページに取り組むことをお勧めします。

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例えば「スキー」のFacebookページの場合・・・

1僕の趣味を例にあげると、スポーツではスキーが好きです。僕がスポーツ関係で反応する写真は、パウダースノーのゲレンデをスキーで滑っている写真です。雪しぶきが上がっている写真が2枚、3枚あるだけで、僕はもう、そこのFacebookページのファンになってしまいます。

このように、スキーのFacebookページを運営している方はスキーヤーが反応すればそれでいいのです。ヨガはヨガをやっている方が反応すればそれでいい。同様に水泳やゴルフも、そのスポーツが好きな人だけ反応すれば良いのです。

だから、まずSNSのアカウントを開設するときは、万人を呼びこまないところがポイントになります。SNSは、反応する人に反応できる情報を提供すればよいので、できるだけターゲットを絞って、FacebookページやTwitterのアカウントを開設しましょう。

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SNSは自分表現の場。ラブレターのつもりで配信しよう

1先ほど、ターゲットを絞ってアカウントを開設することをお勧めしました。その一番の理由は、ターゲットがあることで情報の取捨選択ができるようになるからなんです。

情報の取捨選択を行って、投稿することと、投稿しないことをしっかりと決めましょう。ブランドイメージが良くなるようなことだけを投稿して、自分たちを「表現」してくださいね。

例えば、「文章を書く」ということと「文章を表現する」というのは、実は少し意味が違います。「文章を書く」というのは「説明文を書く」だったり、ただ現実的に見たままの姿を書くことをいいます。

一方で「表現する」というのは、ラブレターを書くことと同じです。ラブレターを書くときは自分をよく見せようと表現しますよね。

SNSでの投稿はいわばラブレターです。見て欲しい“あの人”に共感してもらうため、どんな写真と文章で自分たちを表現していけばいいかというのを考えて投稿していきましょう。

きちんと、誰に見て欲しいのかを決めて写真を撮ってアップしているのか、その違いというのは実は大きく、運用すればするほどその差は広がっていきます。

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“いいね!”が欲しいあの人を想像して投稿する

次に、記事を投稿するときの極意をご紹介します。FacebookでもTwitterでもブログでも、Instagramでも考え方は全部いっしょなのですが、投稿する前はいつもこんな気持ちです。

 (この写真を投稿したら、○○さんがコメントをくれるやろうなぁ・・・コメントつけて欲しいなぁ・・・)っていうのを想像して投稿しています。

逆を言えば、全員が反応してくれる写真や文章はありません。ですから一投稿一投稿、こういう人に反応して欲しいというのを想像して取り組みましょう。


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いかがでしたか? 今回お話した「ターゲットを絞ったアカウント開設」と「ラブレターのように情報を届ける極意」を知っているだけで、その後の運用がうまくいくかどうかの80%を占めています。

上手に運用しているところは、アカウントの軸が定まっていますから情報も発信しやすくなります。木に例えると大きな幹が定まっているので枝葉がつけやすい状態ができているんです。

~あの人に届けたいのは、この情報だ~

誰に、何を届けたら喜んでもらえるのかを、SNS運用の第一段階として考えましょう!

次回は、実際に反応の良い写真のある法則についてお伝えしていきます。僕が大好きで楽しいと感じているSNSを、みなさんも同じように前向きに取り組めますように願ってやみません。

では次回もよろしくお願いいたします。(株式会社中嶋商店 代表  中嶋 茂夫)

 

中嶋茂夫 オフィシャルホームページ https://nakajimashigeo.com/

 

 

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